ゆるい職場だと思ったら体力がある今すぐに社外活動を行おう

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はじめに ゆるい企業=ホワイト企業ではない

日々の業務において厳しい指導や圧倒的なプレッシャーがかからない、ゆるい雰囲気の職場。

一見すると快適な環境に見えますが、この「ゆるさ」が逆に若手社員を苦しめてしまっていると言われています。

ただなんとなく過ごすだけで時間が経っていくこの雰囲気が、時にモチベーションの高い若手社員にとっては成長実感を奪ってしまい、不安感を抱かせることがあるのです。

今回は、そんな「ゆるい職場」の実態やその背後に潜む課題に焦点を当て、そのような職場にあたった若手社員はどのようにふるまうべきかを考えていきたいと思います!

なぜゆるブラック企業が増えているのか

かくいう私も、入社をして最初に配属された部署はとにかくゆるいところでした。なにせ、先輩社員に「この会社で一番ゆるい部署に配属されたよ、ラッキーだね」と言われたくらいです。

配属初日にそんなことを言われてしまい「ばんざーい」となる人もいるでしょうが、正直私はがっかりしてしまいました。来る日も来る日もネットサーフィン……どうしてこんなことが起きてしまうのか、自分事としても改めて考えてみたいと思います。

ハラスメントへの対応が厳しくなってきたから

ゆるブラック企業が増えている大きな理由はこちらでしょう。

近年、企業はハラスメント問題に対する法的な要求が厳しくなり、その対応が企業の存続に直結するほどの重要な要素となっています。

パワハラ、セクハラ、マタハラ、スメハラ……言い出したらきりがありません。

労働者の権利意識が高まり、企業はハラスメントに厳しく対処せざるを得なくなりました。

しかし、ハラスメントの境界は時折曖昧であり、その認識の違いが問題を複雑化させています。何が許容され、何が許容されないのかを明確に示すことが難しくなったので「ここまで注意してしまったらパワハラかな」など指導する側がびくびくするようになってしまったんですね。その結果、残念ながら負の連鎖が広がることになってしまいます。

「Z世代」という言葉が独り歩きし、周囲が身構えすぎているから

こちらもハラスメントと関連しますが、今の20代に対して大の大人が身構えすぎている節もあると思います。

生まれたときからネットがある世界にいた人たちの感覚がわからない…

何を考えているのかがまったくわからない…

といったやつです。

というのも、仕事に対する考え方が違うのです。

昔の主な考え方は「仕事に120%全力を注ぐ=時間という対価を支払う」だったのですが、今の世の中は違います。「仕事にもプライベートにも真剣に取り組みたい。でも支払うものは時間ではない」という考えですね。

この考えは個人的には至極まっとうだと思うのですが、この「時間を差し出さない」という部分が「やるきがない」と捉えられてしまい、「Z世代はよくわからない」と思われてしまうのです。非常にもったいないですね。

コロナ禍で部下の指導方法を身につけないまま昇格した人がいるから

上に立つ人物も完璧な人間ではありません。

残念ながらコロナ禍において昇格した人は、リモートで部下をとりまとめるなど前代未聞のチャレンジをしなければいけなかったケースがあるでしょう。

本来であれば毎日顔を合わせて部下とコミュニケーションをとることで自分も成長できたのでしょうが、そういった経験ができないまま部下がどんどん増えてしまい、「こんな指導方法でいいのだろうか」と迷っている人もいます。

そうした人たちは、部下を指導する方法の習得が半人前なので、おのずと部下に対する教育が手薄になってしまいます。そうすると、「自分は必要とされていないのか?」と部下は不安になってしまう悪循環が生まれてしまうのです。

まとめ ゆるブラックが生まれるのは上司のせいではなく社会環境がそうさせてしまう側面もある

ゆるブラック企業だと感じたら周囲には相談するな

では、今いる環境がゆるブラックだと思った場合、当の本人はどうすればいいのでしょうか。まずは「やってはいけないこと」をあげます。

それはずばり、「周囲に相談する」ことです。

もちろん、上司に面と向かって伝える分にはいいかもしれませんが、普通の友達や家族に伝えるのはあまりおすすめしません。その理由を3つお伝えします。

「ゆるいことの大変さ」をわかってもらえないから

楽な職場といえども、業務が軽いからこそ達成感ややりがいの不足が生じることがあります。残業がない分、自らのスキルや成果に対する評価が希薄になり、それが精神的な不安や危機感を引き起こすことがあります。

しかし周囲に話しても「楽してお金がもらえるのはいいことだ」と言われてしまい、成長実感を得られないことに対する焦燥感を理解されにくいです。

私自身も「いい会社に入ったんだから」「残業がないならいいじゃん」とさんざんいわれてしまいました。

意識高い人だと思われて敬遠されてしまうから

人間はなんとも醜いもので、どうしても年功序列の意識が働きがちです。若手社員が「もっとがんばりたいんです」といったところで「まぁまぁそんなに焦らずにいきなさないな」と思われてしまいます。

しまいには、同期や同世代からも「あいつは成長意欲が高くて意識高い系だ」というレッテルをはられてしまう可能性もあります。

本当は「意識高い系」ではなく、本当に何かを成し遂げたいと思っている高い意識をもった人にもかかわる不本意ですね。

見ている次元が違うから

最後はこちらです。

残念ながら人それぞれ、見えている世界の視座というものが存在します。

具体と抽象」という本に書かれている通り、物事を俯瞰して見れる人と目の前のことしか見えない人がいるということです。

若手のうちからゆるブラックに悩む人たちは、物事を俯瞰して見れる側の人たちでしょう。だから、違う視座を持つ周囲にいくら話しても見ている世界が違うので理解されにくいのです。

とりあえずできることは社外に目を向けること

会社がゆるブラックだと感じたら、とりあえずできることは社外に目を向けることが重要です。実際に私自身、どれも挑戦をしてみた結果、その途中で出会った人たちとすてきな関係を築いています。社会人になったら友達ができなくなる、は嘘ですね!

自分の力でお金を稼ぐ経験をする

副業禁止の場合には何とも言えませんが、まずは自分の力でお金を稼ぐ経験してみましょう。

本業で収入があるのだから、ちょっとくらい赤字になってもいい経験になるはずです。

たとえばオンラインで商品やスキルを売買してみたり、単純に家の近所のフリーマーケットに出品するだけでもいいでしょうし、クラウドソーシングを活用してみるのもいいでしょう。

自分の力でお金を稼ぐ経験をするとキャリアの幅を広げる手段となり、自分に自信がつきます。結局ゆるブラックだと成長実感を得にくいんですよね。でも、自分の手でものごとを動かすというのはその成長を感じやすいので充実度が増すのです。

地域活動やボランティアに参加する

地域活動やボランティアに参加することで、社会に貢献する喜びを感じることもできるでしょう。新たな視点を得るだけでなく、地域社会とのつながりを強化する機会も得られます。

金銭的な充足感というよりかは、当事者意識を持って何かに取り組んでいるという存在意義を得られるメリットがあります。

勉学に励み外部の友人を作る

勉学に励み、外部の友人を作ることも、個人の成長を促進する手段です。集団の英会話教室に通ってみる、ビジネススクールに通ってみる、何か勉強会に参加をしてみる、などみんなで取り組めることだとなおいいかもしれません。

もちろんまずは個人で勉学に励み、そのあとに何かのコミュニティに参加してみるのでも問題ありません。

若手社員には金銭的な負担が大きいというのは言い訳

そうは言っても若手社員にはお金がまだまだ足りません。それは百も承知ですが、少々厳しいことを言います。何を優先させるかを決めれば、ある程度支出が増えるのは覚悟するべきです。費用の捻出のために工夫ができる点を挙げてみました。

ボーナス一括で払う覚悟でも得られるものが大きい

まずこちらです。ボーナスがある会社であれば、ここで一括支払いをする覚悟も時には必要です。ボーナスはあってないものだと思って日々の生活をして、自分に正しい投資をしてあげてください。得られるリターンははるかに大きいはずです。

固定費の削減は必ず行おう

また、当たり前ですが毎月の固定費の削減は必ず行ってください。たとえば以下のような工夫ができるでしょう。

シェアハウスに住む

都内のシェアハウスは少し予算オーバーしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、シェアハウスのメリットは水道光熱費がかからないことが多い点です。

毎月の固定費が明確なので、その他にどれくらい支出をしても問題がないかがわかりやすいです。

スマホを格安にする

こちらも言わずもがなですが、格安にすると月々数百円から2~3千円前後で住むことが一般的です。

まとめ 文句を言うならば行動しない理由はない

ゆるブラック企業がどうしても耐えられないと思ったら、最後は転職するのも一つの手です。自分の市場価値を調べながら進めていってもよいでしょう。

いずれにしても、転職は最終手段と捉えて、できるところから動き始めることが大切です。転職だけをゴールにしてしまうと動くことにハードルがあるかもしれませんが、今日からでもえきそうなことをはじめてみると、自ずと道が見えてくるものですよ。

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