8時間労働に疑問を持ったら行動しないと何も変わらない!

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1.はじめに:現代日本でワーママをやるのが「無理ゲー」なのは当然

「時短勤務かつリモートワークなのに、子育てとうまく両立できなくて自己嫌悪」

「フルタイムで働いている人からどう思われているかわからないが毎日ヘトヘト」

今や、子育てをしながらでも働きやすい環境をととのえることは企業にとって当然のことになってきました。

しかし現実はどうでしょうか。子育ての負担を軽減できる環境が整っているはずなのに自分の理想とする生活とはほど遠く、最悪の場合にはうつ病などの病気になってしまうワーキングマザーは多いと言われています。

というか、そもそも「子育てをしながらでも働きやすい」が指すものが以下であることに疑問を持った方がいいのではないでしょうか。

  • 時短勤務は基本的に6時間労働
  • 男女のうち女性(母親)が取ることを基本としている
  • ただし子供がいるからと言って永遠に時短勤務ができるわけではない
  • 給料も減ります

でも、よく考えずともこうなるのは世の女性のせいではありません。

「子育てをしながらでも働きやすい」という考えが生まれるということは、まず前提として「一般的に働きやすい環境」というものがあるわけです。

そして、その一般的に働きやすい環境に無理が生じていたら、当然ながら子育てをしながらでも働きやすい環境が働きやすいわけがないのです。

「働きやすさ」といってもいろいろな角度から考えられますが、今回はその中でも「時間」にフォーカスをしたいと思います。

ということで、今回のテーマは以下の通りです。

  • そもそも!なぜ一般的なサラリーマンの労働時間は8時間なのかということに疑問を持たないのか
  • 現代社会において、8時間労働は長すぎる
  • 柔軟に働くことで子育ても介護も自分の時間の確保ももっとプラスにできる
  • 社会の流れを一気に変えることは難しくても声を上げて行動することが大切

自分だけではなかったんだ!の気持ちを大切に、ちょっとずつ行動をして世の中を変えていきたいものですね。

2.独身者だって苦労している

「仕事と私生活、どちらも上手くいくようワークライフバランスを大切にしよう」に対する一般的な認識は、どうやら既婚者に向けられていることが多いようです。

言わずと知れず、週5日・1日8時間のフルタイムは日本社会においてもっとも一般的な勤務スタイルです。正社員になるための最低条件とも言えるでしょう。

しかし、どんなに正社員で働きたくてもフルタイムの仕事に体力的なきつさを感じてしまう人はいます。というか私がそうでした。労働意欲はあっても、この最低条件のハードルが高すぎるわけです。

なお、正社員だけではなく派遣社員やアルバイト、契約社員でも、同じ勤務形態で働く人は珍しくありません。

さて、2023年にアメリカの新入社員がTiktokで「9-17時の労働は耐えられない」という動画をアップして日本でも大きな反響となりました。

「9時~17時労働でおかしくなりそう」新社会人の涙に賛否…回避する術はあるのか?(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース
TikTokerブリエルさんが、「原則9時~17時の労働で頭がおかしくなりそう」と涙ながらに訴える動画が世界的に話題になり、賛否を呼んでいます。 ブリエルさんは、新社会人として働いていますが、オフ

私はこのニュースを見て「やっと明るみになったか」「さすがいわゆるZ世代の間隔だな」と思ったのですが、このことに対する世の中の反応が厳しいものだったことに心の底から震えました。 

「8時間で帰宅できるならいいほう」

「残り16時間は自由時間だ」

えええ。

この、「8時間という時間を提供することで対価を得られる」という構図を、独身者は当たり前のように受け入れていいのでしょうか。

たとえば以下のような理由で、「8時間フルタイム勤務はそもそも無理ゲー」ということを声を大にして主張したいです。1つひとつ見ていきましょう。

(1)規則正しい生活を行うためには時間が足りない

身支度にかかる時間には、一般的には男女差があると言われています。というわけでここではとある女性の1日を例に挙げてみます。

・6時半 起床

・~7時15分 洗濯もののスイッチを入れながら身支度

・~7時40分 食器洗いをしつつ冷凍食品を弁当に詰め込む

・~7時50分 洗濯ものをかける

・~8時50分 通勤時間

・~9時 始業準備

・~18時 勤務 

・18時半まで残業 

7時半まで帰宅時間 

7時45分まで買い物 

8時15分まで惣菜の夜ご飯 食器洗い 

8時半まで乾いた洗濯物を片付ける 

9時まで お風呂 

9時15分まで スキンケアとお風呂上がりの色々 

9時40分まで SNS やメールなどプライベートの連絡

10時10分まで余力があれば ご飯を炊いたり 次の日の弁当の簡単なおかずを作っておく 

11時半まで就寝時間までの1時間ちょっとがフリーな時間 動画サイトを見たり 資格の勉強をしたりする 

例えば このような生活が基本の平日スタイルだとします。

皆さんはどのような印象を持ったでしょうか。もしかすると「1時間以上も自由時間がありなんだか優雅な生活をしているなぁ」という風に思われたかもしれません。 

でも冷静に考えてみてください。たとえ1時間の自由な時間があると言っても月曜日から金曜日までで5時間しかないんですよ。

それなのに世の中はリカレントだの趣味を持てだの言ってくるのです。5時間の中でできることを頑張ろうと思ったら自分を追い込みすぎてしまわないでしょうか。

ということで私の理想の生活は以下の通りです。

7時半 起床

8時まで 洗濯機をまわしながら朝ごはん

8時半まで 洗濯をかけたり食器を洗ったりお弁当を作る

9時までに自転車で出勤

15時に終業

買い物をしつつ16時には帰宅

17時までウォーキング

18時まで資格の勉強や読書など自己研鑽

19時 簡単なごはんを作って夜ご飯

20時まで資格の勉強or趣味の時間

21時までスキンケアも含めたお風呂

22時までストレッチや筋トレをしながら趣味の時間

23時半まで その日によっていろいろ

なんということでしょう!

やりたいことがたくさんできてしまいます。

お金になるかは別として、独身だったらやりたいこととして

・楽器

・ヨガ

・筋トレ

・散歩やジョギング

・語学学習

・資格を活かした副業

・資産運用

・家庭菜園

などなどたくさんあります。

8時間勤務でもかなえられるかもしれないのですが、なっていったって時間だけではなく体力が持たないんです。

8時間勤務を苦痛と思わない人って、要は暇な人なのではないかと思ってしまうほどです。 

こうしたことをそれを贅沢だと言われてしまう世の中ってなんかどうなんでしょうか。 

(2)独身者だから何も苦労はないよねという社会の偏見はおかしい

さて次です。

1つ目の事例は、言ってしまえば独身貴族を謳歌しているパターンです。

しかし、独身女性にだって親族はいます。今でこそ「介護離職」という言葉が出てくるようになりましたが、世間では独身女性が家族の世話をするとは思われていないようです。

たとえば私自身の事例でいくと、このようなことがありました。

とある1ヶ月間に以下のことがあろうことが同時に起きた。

・祖父母×3人が立て続けに病気になる

→全員介護施設に入れるかどうか検討をすることも含め、施設探しに奔走。

あわせて病院に連れて行く(1回では終わらず1週間に2回通うなど)必要もある。

※幸か不幸か全員元気で介護認定のレベルも低すぎるため「家で見てくれるでしょ」と支援の選択肢が少ない。

・もともと兄弟が障害者なのでその対応にも追われる

・父の出張がたまたま続く

・私の職場で時短勤務者の子供が病気にかかってしまい1週間休むことになる

・私がかわりにその業務を担うことになる

・あろうことがその月の残業時間は60時間オーバー

で、まぁ誰が家族の面倒をみたかって全部実母が対応しました。

もともと一人っ子親族なので頼れる周囲もいないので、パートで働いている母が合間合間に全部調整して対応しつつ家事も全部こなしていました。

月末のとある日。ついに母がブチ切れました。

「あんたたちは仕事をしているということを免罪符に人に押し付けすぎだ」と。

もちろん協力体制をとれなかった自分にも責任はあると思うし、家庭内で解決できたこともあったかと思います。

でも、時短勤務の人の状況を見て「ごめんのぶこさん今だけだと思ってこの仕事やって頂戴」と言われて、「あ、こっちの事情はお構いなしなんだな」と思ってしまいました。

この他にも、家庭の事情がある人には「来月〇〇を使用と思うんだけど都合どう?」と早めに連絡がいく一方、独身者には「今日の夜、〇〇と会食があるからつきあってね」とか急に言われるような職場も見たことがあります。いやふざけるなと。

また、介護施設に預ければ、会いに行くための時間捻出が必要ですし、呼びだしがある場合もあり、同居とは違う苦労が発生します。

会社にどうしてほしかったかというよりかは、8時間労働でなければもっと協力体制がひけたのかもしれないと社会に憤ってしまいました。

まとめ:独身者にも事情はあるが、正式に申告する義務も制度もないので我慢する形になってしまいがち。

(3)そもそも体力がないから難しいケースもある

独身者の働き方だって当たり前ではないんだぞ、と言いたい3つ目。

これは私にも当てはまるのですがとりあえず8時間×5日勤務(前後の準備時間や移動時間、残業時間も含むとそれ以上)を続ける体力がないのです。

でも、だからといって「週4」×「フルタイム」という仕事を探してみても驚くほど少ないです。

日本には祝日が多いので、結構休んでいる方だ!!!と言われています。

でも「そうだそうだ!」と言ってしまうのはもったいないと思います。

たとえば、

・1日3~4時間労働を7日続ける=24時間労働 

・1日8時間労働を3日続ける=24時間労働

どちらがいいというわけではなく、各々の体力によって代わってくるのではないかと思っているわけです。

また、ずーっとPCを使っているので脳疲労を起こしてしまいます。頻繁に外出をして動いている8時間と、室内にこもってPCのモニターしか見ない8時間勤務では、消耗度が違うことがあります。

というか、日によっては5時間くらいで仕事が終わってしまうこともあり、「え、後の3時間なにするの?」という日もあります。そういう日は早く帰らせてくれ…。

それから、私自身体力の他に食事も大きく影響をしています。

なぜかわからないのですがコンビニごはんばかり食べていたら体調を崩してしまい、自律神経がやられてしまいます。毎日不調でうつのような状態になることもありました。

なので、できるだけ自炊をして過ごしたいと思っているのでその時間の確保もしたいと思っています。

(4)時短勤務者との軋轢が発生してしまう

独身者の働き方だって当たり前ではないんだぞ、の最後です。

少し観点は異なりますが、「独身者のフルタイムの働き方」と「時短勤務の働き方」と明確に分ければ分けるほど軋轢が生まれます。 

争いたくないので口では「協力体制を」と言うのですがもやっとすることはたくさんあります。

<ミクロな視点(社員同士)>

・時短勤務の人でもできるのではないかなと思ってしまう業務までまかされる

→会議の議事録を書く、電話番を行うなど

・明らかにマミートラックに陥っている人を見ると「自分もそうなるんだろうな」と思ってしまう

<マクロな視点(社会全体)>

待機児童問題や電車のベビーカー問題などへの疑問。

→単純に、みんながみんな労働時間を減らせばその分地域の見守りも促進できるし電車も空くのではないだろうか。子育て世代だけ優遇されるの辛い…。 

国の次世代育成支援対策推進法というものに基づき、一定の基準を満たした企業に厚生大臣お墨付きのくるみん認定を与えていたりします。でも、本当に大事なのはそれらしい肩書を得ることではないはずです。

全体のまとめ:健常者/独身者でも8時間勤務で働くことが難しい人もいる。でも残念ながら世の中の制度は「強者」が作っている。だから強者ではない人がギブアップしようとすると、びっくりするくらい選択肢が減ってしまう。

3.ということで、そもそも8時間働くことに疑問を持たないの?

まぁここまで書いてきた通り、今回焦点を当てているのは「8時間」という時間の問題です。

<すみわけとしてはこんな感じ>

・サラリーマンとして働く or not

→サラリーマンとして働くを選ぶ

・8時間労働をする or not 

→サラリーマンとして働きたいけれども8時間労働をすることが難しい人(今回の対象)

ここからは「8時間」の妥当性について考えていきたいと思います。

(1)なぜ8時間労働を守る必要があるのか

働き始めたころには「8時間労働」が法律で決められていた。だからそれを当たり前だと思っている。

多くの人にとってはそういうことだと思います。

でも、みなさんが新入社員として挑んだ入社式で社長から言われなかったでしょうか。「常識を打ち破れ!」的な寒い(斜線)メッセージを。

8時間×5日で帰れる会社=ホワイト企業というのであれば、ちょっと待ってと言いたいです。 

では、なぜ8時間を基本としているのでしょうか。所説ありますが、一般的に考えられている根拠は18世紀末の産業革命に遡ります。このころイギリスでは農村から都市部に人々が集まり、働き方が現在のサラリーマンと同様、「誰かに雇われて生きる」方法に変化していきます。

資本主義における労働内容は「モノを売って稼ぐ」という考え方なので、「人の数が増えるだけ(もしくは働く時間が長いほど)大量生産ができる」という考えだったので、労働者たちは格安の賃金で働くこととなりました。 

世界史の教科書で、子供ががんばって働いているイラストを見たことがある人もいるのではないでしょうか。労働時間は、長いときは16~18時間にもなったともいいます。

その結果、経済全体は成長しているのに疲れ果てて生活水準は低下する、平均寿命も縮まる等の現象が起きたそうです。

そこで、「工場法」が成立して成人の労働時間は週55時間、子供はその半分、かつ夜間労働は禁止されました。

1886年5月1日、アメリカのシカゴで大規模なストライキが行われたときにも以下のようなスローガンが掲げられていたようです。「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は好きなことのために」。

更に時は流れ、1919年に国際労働機関が「工業企業における労働時間を1日8時間かつ1週 48時間に制限する条約」を定めたことで「8時間労働」が世界に浸透したと言われます。日本では1947年に労働基準法が制定されて以来、8時間労働が実施されるようになりました。

そして更に時は流れ…なんとなーくそのまま8時間労働は現代まで続いているわけですね。

もちろん現代社会においても工場はなくてはならない存在ですし、物流や電気などのインフラをとめるわけにはいかないため一概には言えません。

産業革命が始まったのは約200年前で、現代までに仕事の幅が広がっているのも事実です。にもかかわらず一律で「8時間労働だよ」から変わらないことには疑問を持ってもいいのではないでしょうか。

そもそも「8時間」にもあまり根拠がなく、1日を3等分するという意味でわかりやすいよね☆な感じが否めません。

(2)日本社会の需要と供給がおかしい

経営者の立場からしたら、労働者を拘束して、その対価として給料を払います。経営者の立場になると、人に給料を払うことの大変さが本当に身に染みてわかると言われています。つまり、当たり前に聞こえるでしょうが企業は「仕事に対する熱意」を求めています。面接時に「フルタイムで働けない日もあります」と伝えると、嫌がられるでしょう。

ただし問題は、「労働時間」というわかりやすい指標で熱意を図るにもかかわらず労働時間と熱意は必ずしも比例の関係にあらず、ということです。

もし、エクセルに1をひたすら打ち込む作業があれば、1時間より8時間はたらいたほうが成果を上げられます。でも、現代社会においては違います。

「企画をひらめいて企画書を作成する」という仕事

・8時間拘束しても思い浮かばない人

・1時間ぷらぷらしていたら思い立ち、30分で企画書ができあがる人

「5社に連絡をして今日中に打ち合わせをセッティングする」

・メールを送って8時間ひらすら待ち続ける人

・会議設定URLを送り、各社に緊急だからという理由で電話をする。数時間で完了

どちらのほうが仕事を前に進めているかは一目瞭然で、時間がすべてではないということがわかるのではないでしょうか。

一方、以下の場合にはどうでしょうか。

・命の危険がある幼児を見守り続ける保育園での仕事

・障害を持つ人に対する食事や生活の手伝い

もちろん電子化をすすめるなどで一般的な業務は簡単にできるようになるかもしれません。しかし、対人への業務は「時短!」で済ませられるものではありません。

大企業は一般的に年功序列なので、気づいたら1,000万円をこえることはざらにあります。しかしその人たちが必ずしもそれ相応の価値を世の中に生み出しているかと言われると疑問です。

こうした「よくわからない」人たちの労働時間のうち、たとえば2時間は地域の見守り活動にあてるとかをすれば(使える人たちかどうかは別として)変な偏りもなくなるのではないでしょうか。

まとめ:とにかく楽してもうける人がもう少しそうではない人のことを考えるべき!

4.世の中が急に変わることはないので声をあげて行動することが大事

当たり前のことを言いますが、みんながみんな8時間働けるわけではありません。残念ながら労働に対していくらもらえるかという話に論理性はなく、窓際族が何百万円ももらっていて、頑張る意欲はあるけれどもフルタイムでは働けないがゆえに低年収になってしまう人もいます。

年収と労働時間は必ずしも比例しないという事例を、実体験とともに紹介したいと思います。

(1)フルフレックス勤務は良し悪しだったが体力は温存できた

私が働いたことがある勤務環境は以下の3種類です。

①外回りをたくさん行う企画業務

②フルフレックス勤務

③社内でもくもくと事務作業

①外回りをたくさん行う企画業務

時間があっという間に過ぎていきました。その代わり、夜も会食などが続き「その分午後出社にさせてくれ」と思っていました。

②フルフレックス勤務

一番良かったのはこれですね。出勤時間も退勤時間も決められて、コアタイムもありません。一応良心が働き11時ー15時くらいは社内にいました。

基本の労働時間が160時間(確か)と定められており、それをこえないように毎日働きます。4時間しか働かない日もあれば10時間くらい頑張る日もあるという感じでした。

160時間以下の月もありました。別にお咎めはありません。あくまでも目安労働時間なので。そのかわりちゃんと成果を出してくださいという考えですね。

規則正しい生活をしたい人には向かないかもしれませんが、この時期私は資格の取得を複数実施していまにも行かせているなど、めちゃくちゃ元気でした。

成果を出さないといけないのは大変ですが自分のペースで働けました

③社内でもくもくと事務作業

一番苦痛でした。割と事務作業はさくっとこなせてしまう自負があるので、午前中で全部完了する日もたくさんありました。残りの時間は何を過ごせばいいんだろう?と悶々とするのは、お金がもらえるとはいえ苦痛でした。

ということで、やっぱり一律に「8時間勤務だよ」と言うのはナンセンスなのかな、というところです。

(2)世論は怖いが日本は世論に動かされやすい

残念ながら物事に不満を言っていて、「誰かが変えてくれるだろう」と待っているだけでは物事は動きません。

しかし、一方で日本という社会は世論にめちゃくちゃ動かされやすい国でもあります。コロナがそれを改めて浮き彫りにしたような気がします。

たとえば急にリモートワークをしはじめて「新しい働き方だ!」と言い出したり(出社が嫌でフリーランスになった人だって世の中にはたくさんいる。その人たちは前々からそんな働き方をしていた)、いつの間にか「推奨」から「義務」化されていたマスク&外していいよ個人の自由だよと言われても「きちんと決めてもらわないと困る」と言い出す始末だったり。

ということは、8時間労働に疑問を持つ人が増えれば増えること、そして発信すればするほど世の中は少しずつでも変化していくのではないかと思っています。 

残念ながら、変化が形となるのは私たちの次の世代の人たちかもしれません。だからこそ、発信しながら、「変化」をずーっと待つのではなく自分自身も環境を変えてみることをお勧めします。

5.ではどのように行動すればいいのか

最後に、自分たちができる行動にはどのようなものがあるのか考えていきたいと思います。

(1)転職 

まずはわかりやすいのはこちらです。

労働時間が短い仕事を探す

世の中の仕事は「8時間労働+1時間休憩=9時間拘束」がデフォルトですが、中には「7時間労働+1時間休憩=8時間拘束」から調べるところから始まります。

ただし、8時間労働が基準になっていることが多いので、実働7時間で検索してみると件数が相当数減ってしまいます。週4日程度の仕事はないかと検索してみれば、こちらの場合ほとんどヒットしなくなります。

ただ、転職エージェントは非公開求人を持っているので、自力で探すよりかは可能性や件数が多くなることは間違いありません。

勤務条件を変える

「8時間労働ではあるけれどもフルリモートが可能」「自転車で10分なので通勤時間の大幅な短縮に繋がる」など、様々な角度からの条件をもらうこともできるので、自分が絶対に譲れないことは何なのかを改めて考えるきっかけにもなるでしょう。

8時間働いても楽しいと思える仕事につく

最後に、変化球的ではありますが、合わない仕事をしているために、勤務時間が途方もなく長く感じ、疲れた気持ちになるという人も居るでしょう。

そういう場合には単純にその仕事が向いていないだけという可能性もあります。思い切ってやりたかったことにチャレンジしてみるのも一つの手です。

(2)自分で事業を行う

2つ目の行動方法は、いっそサラリーマンを辞めてしまうという方法です。その場合、税務処理や営業活動等も自分で行わないといけないため下手すると8時間以上働く可能性もあり本末転倒ではあります。

しかし、もし「すきなことであれば頑張れる」というタイプの場合には意外といけるかもしれません。

そのためには各種のスキルを得ることも必要です。最初は副業から初めて見てもいいかもしれません。

(3)働かなくてもお金を動かすすべを身に着ける

究極はこちらですね。

お金を「増やす」と言ってもいいかもしれません。最近では株や資産形成のニュースも増えてきましたが不労所得を持てば働く時間も減らせる可能性がぐっと高くなります。

6.まとめ 女性の独身者よ!頑張りすぎずに世の中を変えていこう

いかがだったでしょうか。

現代社会において、8時間労働の根拠がいかに適当で、しかしそれに縛られすぎなのかがわかったのではないでしょうか。

少しでも疑問を持ってしまったら人任せにせず、自分で道を切り拓いていくことが大切です。

8時間の呪縛にとらわれて自分の心身がくずれてしまったら元も子もありません。自分のことを大切にしながら、できる一歩を踏み出しましょう!

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