転職時の書類通過率を上げる!現状・落ちる原因・対策を徹底解説

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はじめに:転職活動において、書類選考がまずは鬼門

転職活動において、書類選考の通過率が低いという悩みを抱えている方も多いでしょう。書類選考は、自分の魅力を伝える大切な機会なので一喜一憂してしまう理由にも頷けます。

実は書類選考の通過率は面接よりも低い可能性もあり、一般的に、転職時の書類選考の通過率は10~30%程度と言われています。競争率が高い求人に応募する場合は、さらに通過率が低くなることもあります。このため、書類選考において自分のアピールを最大限に活かすことが重要です。

ということで、今回は、書類通過率が低い現状、落ちる原因、そして対策について解説します。



筆者紹介

転職経験2回の30代女性です。奇跡が起きて大企業につとめていたのですが、大企業特有の独特な空間から抜け出してみたくなった若気の発想で転職。2回目の転職は、より裁量権を得たいと思ったことから行いました。

それぞれ、転職エージェント経由・求人広告型の転職サイトを利用しました。その他にも国家資格キャリアコンサルタントの資格を活かしながら行っている副業等では新卒・中途採用の業務にも携わってきました。

転職活動での書類選考で落ちる原因とその対策

書類選考には履歴書と職務経歴書がそれぞれあります。

書類選考で落ちる主な原因は以下の通りです。

1. 応募書類の不備

転職活動の第一関門である書類選考。多くの場合、履歴書や職務経歴書に誤りや不備があると、書類選考を通過することは非常に難しくなります。

自分が採用をする立場になることを考えてみると、誤りや不備に対してこんな印象を持つのではないでしょうか。

【よくある面接官の気持ち】

  • 読み解くのが大変(もう面倒くさいや~)
  • 誤字脱字が多くてケアレスミスが多そう(募集職種はお金を扱う経理の仕事だよ~~)
  • 空欄がありすぎる(適当に応募しているんだろうな~~~)

というわけで、このようなことを思われないためには実際に何がNGで何がOKなのかも確認しておきましょう。

【NG例】

  • 履歴書に「2020年〜現在」といった曖昧な記載が多い
  • 空白期間が何年もある
  • 誤字脱字が多すぎる
  • 多分生成AIで書いたんだろうな、という不自然な表現が多い

このご時世なので、生成AIを使用することが100%悪いとは言いません。でも、時々AIって不思議な表現をするんですよね。私もこの前、「お詫びの文章を考えてください」と指示してみたら、なんだか壮大なストーリーを作って持ってこられちゃいました。それじゃない感。

ということで、上記は「見直し」をすれば改善できるのにしていないことがバレバレなのでNGになってしまうのです。

ではどのように改善をすればいいのでしょうか。実際にOK例を見てみましょう。

【OK例】

  • 具体的な月まで記載されている(例:「2020年4月〜2022年3月」など)
  • ブランク期間がないまたは少ない、理由も明記されている
  • 誤字脱字がない

いかがでしょうか。

まずは基本の「き」。これくらいであればちょっとの心がけで改善できるポイントなので、まずは見直しましょう。

2. 職務経歴書の内容が不十分

初期ステップはクリアできた場合。

次に、こちらが理由でお見送りになるケースはとにかく多いですね。

結論から言うと、以下の点を意識しなければ、独りよがりなアピールから脱出できません。

自分と企業の共通点をたくさん書く。そして、自分がどう貢献できるのか、その根拠について読み手がイメージできるようにする。

そして、この共有項を想像してもらうためには以下を盛り込んでみましょう。

  • 【結果】業績や実績を具体的に数字で示すこと
  • 【プロセス】そこにいきつくために行ったこと
  • 【自分の強み】なぜその行動を行ったのか

転職活動の書類で120%完璧な情報を提示することは難しいです。所詮会ってみないとわからないことも多いですからね。

とはいえ、その「会ってみようかな」という気分になる理由は企業と求職者の「共通項」が少しでもあると感じられたとき。

例えばマッチングアプリでも「カフェがすき」な人が同じく「カフェがすき」な人に惹かれるのは想像しやすいでしょう。

でも、本当はお互いカフェがすきな人同士なのにその情報がどこにも書かれていなかったら、別の「カフェがすき」と明記している人にふらふらと行ってしまうのではないでしょうか。

同じように、内容が不十分であると、あなたの能力や過去の成果が採用担当者に正確に伝わらない恐れがあります。

【共有項のイメージが難しいNG例】

  • 「営業担当として勤務」のような一般的な記述で終わっているため、どんな営業かがわからない!
  • 成果や貢献についての具体的な数字や事例がない
  • 会社の概要が書かれていないので働いているイメージがつかない

【イメージがしやすいOK例】

  • 「新規顧客を行う部署で東京都内の食品メーカー営業を担当」のように「誰に」貢献をしたのかが明確
  • 「売上を前年比20%増加させた」など数値で表現している
  • 特定のプロジェクトでの具体的な役割と影響を詳細に記述している

いかがでしょうか。

職種ごとの職務経歴書のテンプレを参考にしてみるのも問題ありません。何はともあれ「具体的」な業務内容を記載することで、企業に自分の営業スキルや実績を効果的にアピールできます。

3. 志望動機が不明瞭

最後に考えられることが、志望動機です。新卒採用では志望動機はきらきらしたことをたくさん述べます。なぜなら働いたことがないから。

でも、転職活動では事情が若干異なります。なぜ現職をやめてまで新しい会社で働きたいのか、その根拠を論理的に話せるかどうかは、入社後の貢献度合いにも直結します。

ここでもNG例とOK例を比較してみましょう。

【志望動機のNG例】

  • 「より良い条件を求めて転職を希望」といった独りよがりかつ曖昧な表現しかない
  • 業界に対する志望理由しかなく、志望する企業に対する具体的な理由がない

【志望動機のOK例】

  • その企業の経営理念を引き合いに出し、なぜ共感をしたのかを語る
  • 企業の特定のプロジェクトや文化に対する具体的な言及を行う
  • 自分がどう貢献できるか、キャリアプランまで読み解ける
  • なぜこの会社ではないのかが明確

転職活動をするということは、入社する会社にとっても「いつかすぐにやめてしまう人材かもしれない」と思われているということです。

この時点である程度の方向性をあきらかにしておき、「あなたの会社で働く強い意志がありますよ」という気持ちを伝えられるようにしておきましょう。

書類選考に通過しやすくなるように外部のサービスも活用しよう

ここまで、書類選考になかなか通過しない理由を紹介しました。

しかし、これらを一人の力で進めていくのはなかなかに大変なことだと思います。特に初めて転職活動を行う場合には、なおさらそこに労力がかかることは想像しやすいのではないでしょうか。

そこでおすすめするのが第三者からのフィードバックを受けるということです。

志望動機がなかなかうまく決まらないということは、そもそも自己分析が足りていないという証拠かもしれません。そういった場合にはいきなり転職活動に直結するサービスを使うのではなく、自分のキャリアを改めて見直すことができるコーチングのサービスなどもおすすめします。

友人や親だけではなく、1ヶ月で本当の目指したい未来が見つかる有料キャリアコーチング【きづく。転職相談】 や外部の転職エージェントなどに書類をチェックしてもらうとプロならではの意見を受けることもできますよ。

【通過率をあげるために必要な工夫】

  • 企業のニーズに合わせる工夫を行うために、求人情報や企業のウェブサイトを参考に、企業が求める人材像に合わせた内容を書類に盛り込む。
  • 書類の添削やフィードバックを受けて書類をブラッシュアップする
  • 自己PRを工夫するために、他の応募者と差別化できるような強みを発見する

まとめ:書類選考の通過率はちょっとの工夫であげられる

いかがだったでしょうか。

書類選考の通過率を少しでもあげるためには、自分の強みや経験を適切にアピールし、企業のニーズに合わせた内容を盛り込むことが大切です。

また、書類の添削やフィードバックを受けることで、書類のクオリティを高めることができますよ。



ちょっとの工夫、労力をかけられるかどうかで将来のキャリアがかわるのであれば活用しない手はありません。ぜひ今一度書類の見直しを行ってみてください。 

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