【解明】そのスキルは大企業では身につけられない!転職をする前に考えたいこと

キャリア

アフィリエイト広告を利用しています

  1. 大企業ではスキルが身につかない?わけはない
  2. 大企業で身につくスキルは「ジワジワ」系
    1. なぜスキルを身につける必要があるのか
    2. 大企業で身につきやすいスキル
      1. 調整力
      2. 専門的な能力
      3. 様々なものに関するマネジメント力
  3. 大企業はスキルが身についている実感が少ない理由3選
    1. ①職場環境がホワイト過ぎるため
    2. ②事業が仕組み化されているため
    3. ③社会人としての基本的マナーもスキルになると気づけない
    4. 大企業で身につきにくいスキル
      1. ①目の前の仕事を素早く意思決定して進める力
      2. ②上司の支援、教育体制がない中で自ら切り開いていく力
      3. ③リスクを考えながらも売上を作るガッツ
    5. 将来独立やフリーランスになることを考えている人には大企業のスキルが必要
  4. 大企業では「スキルを身につけるぞ!」と仕事に取り組んでいる人は正直少ない
    1. 周りに流されずに大企業でスキルをつけるためのコツ
      1. 現在の仕事の中でポータブルスキルを身につける時間を増やす
      2. 社内公募を有効的に活用する
      3. 副業や自己研鑽を行う
        1. 地方企業の支援
        2. 大学院で学び直す
        3. プログラミング、デザイン、英語などのスキル習得
    2. どうしても今の会社ではスキルがつかないと判断したら転職を視野にいれる
  5. 大企業の環境をスキルアップに活用できるかどうかは自分次第

大企業ではスキルが身につかない?わけはない

「どんなお仕事をされているんですか」という会話は、日常会話レベルで頻繁に行われていると思います。

大半のケースでは、深く入り込まずに「営業の仕事です」といって会話が終わるはずですが、改めて自分で考えたとき、具体的にはどのようなことができる人だと言えるか不安になってしまわないでしょうか。

かくいう私も新卒で入社した大企業ではいつまでも下っ端で「このままでいいのだろうか」と不安になってしまいました。そこでこの記事では、以下のようなことで悩んでいる人に向けて、その理由や解決策を提案します。

  • 「大企業で働いて内側しか見ていないと、どこでも通用するスキルが身についてる実感がない」
  • 「だけれども、そもそもどんなスキルを身につければいいのかがわからない」

こういった悩みを向けた人にお伝えします!

大企業で身につくスキルは「ジワジワ」系

なぜスキルを身につける必要があるのか

そもそもなぜ社会人はスキルを身につける必要があるのでしょうか。そこにはざっくりと、2つの理由が考えられます。

  • 「急に職を失ってしまった」という状況を避けるため
  • 自己実現の向上のため

どちらにも共通して言えることは、スキルをつけることで「自分に自信をつけられる」ということです。

テクノロジーの変化が急速な現代社会において、いつ自分の部署や会社がなくなってしまったとしてもおかしくはありません。また、自然災害や家族の事由により今いる職場を離れざるを得なくなることがあるかもしれません。

そのときに「自分はこれができるからなんとかなるだろう」と前向きに行動ができるようにしておくことは大切です。

また、人間は「立てるようになった」「話せるようになった」「計算ができるようになった」「すきな人に振り向いてもらえた」などできることを増やしていくことで自分のことを認めていく存在です。

働くことは一生のうち大きな時間のウェイトを占めているものなので、この時間に「できる」が増えていくと自己肯定力があがっていくことは間違いありません。

問題は、こうした効果を求めているにもかかわらず大企業にいるとその実感を持ちにくいという点にあります。私はその理由を、「大企業で身につくスキルはジワジワくるものだから」と考えます。

それにもかかわらず、諦めて会社に依存してしまうことは避けた方が賢明でしょう!

こんな視点になっていたら要注意:

  • 会社が何とかしてくれるだろう
  • 自分にスキルがつかないのは会社のせいだ
  • 不満はあるが社内外でスキルや経験を磨く努力をしていない

では具体的に「ジワジワ」くるスキルとはどのようなものか、細かく読み 解いていきましょう!

大企業でもスキルは身につく。ただし、「大企業で身につけやすいスキルとつけにくいスキル」がある

大企業で身につきやすいスキル

大企業で身につきやすいスキルとして大きく3つを挙げました。具体的に見ていきましょう。

  • 調整力
  • 専門的な能力(マーケティング、営業など)
  • プロジェクトに関わらず様々なものに関するマネジメント力

調整力

多くの部署やチーム間での調整をスムーズに行う能力です。異なる意見や背景を持つ人々とのコミュニケーション能力や、複雑な状況下での意思決定能力が含まれます。

たとえば同じ案件であっても「直属の上司」「役員」「隣の部署」それぞれに対して承認をもらうためには話し方を変える必要があります。そのために資料を何パターンも作ったり、会議招集をしたり…大企業の仕事ってそういうのばかりですよね。

だから「お役所仕事だなぁ」と嫌気がさすのもわかりますし、やっていられないと思う若手社員もたくさんいます。

しかしこの力を身につけておけば花開くのは自分が上司の立場になった時です。上の立場になったら「なるほど、確かに部下からこのような説明をされたら自分は納得できないな」など、当時は気づけなかったことに気づけるようになります。

一方、部下の悩みはかつて自分が感じたことでもあるのでうまくフォローをする力も身についているでしょう。

協調性やコミュニケーション能力といってしまうと平たいかもしれませんが、大企業で身につけられるこの力は、言葉にすると難しいですが物事を前に進める実行力のある人として評価されます。

専門的な能力

例えばマーケティングや営業など、特定の分野における深い知識と技術を指します。専門職ではない、特に文系の社員にとって、業界のトレンドに敏感であることや競合分析を行い市場での位置付けを理解すること、効果的な戦略を計画することなどを身につけることは重要です。

実はこれらの能力はMBAの基礎項目に位置づけられるほど、経営的な視点を得たいと思っている社会人が学ぶべき観点です。

大企業は研修制度も豊富ですし、それなりの学歴を持った社員数が多いのでスキルを盗もうと思えばいくらでもできます。

これらの能力も言葉にすると難しいですが、要するに「型を知る」ということなのでどこにいっても横展開できるという点がポイントです。

様々なものに関するマネジメント力

最後は複数のプロジェクトやタスクを効率的に管理する能力です。時間管理、チームメンバーの動機付けや指導、リスク管理なども含まれます。1つ目の調整能力と近い部分もありますが、「調整する力」「物事を俯瞰する力」があれば、それをどのように動かすかが問われます。

大企業の人は得てして「行動してから考える」よりも「考えてから行動する」人が多い傾向が強いですが、これは物事を体系立ててクリアしていくスキルがある証拠ではないでしょうか。

こうしたスキルは1日で身につくものではありませんし、昨日できなかったものが明日急にできるものでもありません。長い年月をかけて土台が完成されていく種類なので、身について成長している実感はわきにくいです。外に出てみて初めて「あれ、意外と自分できるぞ」と実感するケースもあります。

大企業はスキルが身についている実感が少ない理由3選

「ジワジワ」くるスキルだからこそ実感がわきにくいということはわかったと思います。なぜジワジワスキルになってしまったかというと、大企業の組織構造が関係しています。

①職場環境がホワイト過ぎるため

全ての大企業にあてはまるとは言いませんが、中小企業に比べると大企業は職場環境がホワイトであることが多いです。

そのため、「部下の君が頑張ってくれないとこの会社が潰れるんだよ!」という心配もなく、上司から部下に対する業務の要求レベルが下がることもあります。

定時に帰ってリモートワークもして、それでいてスキルってついているのかな?なんて、ホワイトすぎて不安になるパターンもあるそうです。

②事業が仕組み化されているため

大企業の組織構造とは、極端に言ってしまえば上層部が仕組みを作り、その上で日々のオペレーションをしています。要するに人が作ったルールの中で戦っているということですね。

もちろん決算管理も、下っ端がツールを使って編集することはあれど、管理職より上の立場にならないと決裁権限はありません。

ということで、以下の状態が常態化しがちです。

  • 仕事の全体像が見えにくい
  • ルールが多くて自由がない
  • なぜやっているか、どんな価値があるのかなどを自分事として考えにくい

ちなみに私は最初に配属された部署がなんちゃら経営管理部門というやつでして、子会社の経営会議とか平気で参加していました。経営層がバチバチ喧嘩しているのを目の当たりにして、「あ、経営をするってそういうことなんだな」なんて思っていました。今から考えると恐ろしいほど恵まれた業務をさせてもらっていたと思います。

③社会人としての基本的マナーもスキルになると気づけない

大企業だと資本に余裕があるケースが多いので、社員に対する研修は手厚くやってくれるケースが多いです。なんと!新入社員のみならず中途社員にも実施されます。

その他にも、これは実体験も入りますが、イベントや懇親会でのお作法、名刺の受け渡し、ビジネス上での当たり前だと思っていた5分前行動などが身に付きます。

それを当たり前としながら一時期副業として20代ばかりのベンチャー企業から仕事をもらっていたことがあるのですが、チャット上での言葉遣いややりとりのマナーに大層驚きました。。

大企業で身につきにくいスキル

では次に、一般的には大企業で身につきにくいと言われているスキルを、同じように見ていきたいと思います 。主に以下のものが考えられるでしょう。

  • 目の前の仕事を素早く意思決定して進める力
  • 上司の支援、教育体制がない中で自ら切り開いていく力
  • リスクを考えながらも売上を作るガッツ

①目の前の仕事を素早く意思決定して進める力

身につくスキルが「調整力」である通り、大企業では、決定プロセスがしばしば複雑で、多くの階層や部門を経由する必要があるため素早い意思決定が難しいことがあります。

また、大企業では日々何十件にもわたる提案がされては却下されています。全部承認していたら企業の方針がぶれぶれになってしまうからですね。

実際、私自身数十人単位の会社に転職したときにはこんなに物事がすぐ承認されるのかと驚いた記憶があります。(ただし、すぐに承認されてしまうので責任を持たないとあっという間に崩壊するプロジェクトもたくさんありました…)

また、大企業は基本的に「上の立場」ですが、そうではない企業は「下の立場」であることが多く、とにかく必死にメールを裁くことが大事なこともあります。上記の会社では、1日50件以上のメールに対して意思決定して返信していました。1通読んだら状況を把握して、質問があったら即座に答える、責任も自分で追う、というスタイルです。

大企業だと1通のメールを返信するのに上長の承認をもらってうんぬんかんぬん…と平気で2,3日かけていました。笑。

②上司の支援、教育体制がない中で自ら切り開いていく力

大企業では充実した研修制度やメンターシッププログラムが整っていることが多く、従業員はこれらのサポートを受けながらキャリアを築きます。最近はやりの1on1をはじめとし、基本的には学校のように守られていますね。

その意気込みをそのまま転職先に持っていくと面食らうでしょう。まず、人事部なんというものは存在しない会社が多いです。面接で教育制度についてきいてみたところ、「社会人なんて大人なんだから教育なんて子供にするようなことはしない」と言われたこともあります。

中小企業は手を挙げたもの勝ちです。手を挙げた人にとにかく仕事がふりかかります。そして業務方になってパンクするという闇もかかえていますが、やりたいことは自由にできる環境とも言えるでしょう。

まぁ周りの中小企業勤めの話を聞くと、「勝手にやりなさい。わからなかったら自分から聞くべきである。そうしたらサポートするけれども言ってこないのであれば基本放置」という会社があまりにも多いようで、言っていることはわかりますが良し悪しですね。苦笑。

③リスクを考えながらも売上を作るガッツ

大企業では、リスク管理が非常に重要視されるため、新しいアイデアや斬新な戦略を提案し実行する際には様々な承認や審査が必要になることが多いです。

一方、スタートアップや中小企業のように、日々の業務が直接収益に結びつく環境では、このようなガッツやリスクを取る姿勢が自然と求められ、鍛えられることがあります。

「自分の手で実績を作った」という実感は、大企業ではなかなか得にくいです。このことが大企業にいるとスキルが身についていない気がする、ということに繋がってしまう理由なのかな、と思います。

将来独立やフリーランスになることを考えている人には大企業のスキルが必要

ここまでスキルを細分化させてみましたが、将来独立やフリーランスを目指す人にとっては、大企業での経験が重要です。

多くの人は「え、そうなの?迅速な意思決定と実行が求められるベンチャー企業で身につくスキルのほうがいいのではないの?」と思われると思いますが、特にベンチャー企業では、とにかく短期間での売上向上に焦点を当てた行動が求められることが多いです。

結果として、そもそも教育体制が整っていない状況において個人としての深いスキルや専門知識を磨く時間や機会が不足しがちになります。入社初日から「とりあえず動いて!」と、必要な知識が十分でないまま日々の業務に追われることも多いです。

一方で、大企業での経験は、ビジネスの「型」を身につけるのに役立ちます。大企業では、確立された業務プロセスや組織運営のノウハウに乗っ取ってビジネスの基本を体系的に学べる環境が整っています。

ということで、私は将来大企業という環境を変えたいと思っている人には、「守破離」という考え方を提案します。

「守・破・離」とは、日本の「〇道」修行における師弟関係のプロセスを3段階で表したものです。 守は「基本や型を身につける」、破は「既存の型を破り発展」、離は「基本や応用から離れ、独創的かつ個性を発揮する」を指します。

これをビジネスに置き換えるとこんな感じです。

  • 「守」→大企業で、基本的なビジネススキルを学びます。
  • 「破」→これらの学んだ「型」を基に、ベンチャー企業などの異なる環境で応用し、さらに自己のスタイルを確立
  • 「離」→これらの経験を土台にして、独立やフリーランスとして自分だけの道を切り開く

ちょっと長い道のりにみえるかもしれませんが、スムーズに「離」を実現するためには「講義的なスキル」と「その場で実践するスキル」の両方が必要ということですね。

大企業での経験は、将来独立やフリーランスになる際の強固な基盤を提供し、ビジネスの基本的な「型」を身につける機会を与えてくれる!

大企業では「スキルを身につけるぞ!」と仕事に取り組んでいる人は正直少ない

ここまで見てきた通り、1つの環境に所属していたら身につけられるスキルには偏りが生じます。

そのため、大企業にずっと居続けることを考えている人もそうではない人も、今得られるスキルを身につけるためには意識的に行動をすることが大切です。

最後に、どのような行動をとれば自分のスキルを身につけていくことができるのか考えていきましょう。

スキルがなくて不安になる心理は、所属する企業の問題ではなく、自分自身の取り組み方に原因がある!

周りに流されずに大企業でスキルをつけるためのコツ

大企業で何か新しいことをしようとすると、必ず「あいつは意識が高いやつだ」と揶揄されがちです。でも自分の人生は自分のことなので周りのことは全く気にせずに周りに流されずに大企業でスキルをつけていきましょう。例えば以下のようなものを提案したいと思います。 

現在の仕事の中でポータブルスキルを身につける時間を増やす

まず、「ポータブルスキル」とは、特定の職種や業界に限定されず、多様な環境や仕事で活用できるスキルのことを指します。これらのスキルは、キャリアの進展や転職に際して非常に価値が高いとされます。

このようなスキルを効果的に身につける一つの方法は、転職サイトに登録し、様々な求人の「求める人物像」を確認することです。そこに記載されているスキルや資質を参考にし、自分が興味を持つスキルがあれば、現在の業務内容の中でそれに関連する活動やプロジェクトがないかを探してみましょう。

例えば、プロジェクト管理能力やコミュニケーションスキルなどが求められている場合、自分の日常業務を分析して、これらのスキルを向上させる機会を見つけ出すことができます。また、新しい技術や方法論を学ぶことも、ポータブルスキルの向上に役立ちます。

さらに、目の前の仕事で成果を上げた後は、社内でのネットワーキングを活用して自己のスキルをアピールし続けることが重要です。例えば、社内のプレゼンテーションやミーティングで自分のスキルを活かした成果を発表することで、「あの人は〇〇ができる人」という認知を広めることができます。

このように、現在の仕事の中でポータブルスキルを意識的に身につけ、それを積極的にアピールすることで、キャリアの選択肢を広げることが可能です。

社内公募を有効的に活用する

大企業においては、自分が望む部署への異動がなかなか実現しないことがあります。これは俗に言う「配属ガチャ」とも呼ばれ、多くの社員が直面する課題です。しかし、この状況を乗り越え、キャリアを自らの手で切り開くためには、社内研修への積極的な参加や社内公募の活用が非常に重要となります。

社内研修に参加することは、新しいスキルを身につけ、自身の専門性を高める絶好の機会です。また、社内公募を活用することで、異なる部署やプロジェクトに参加し、新しい経験を積むことが可能になります。これにより、自身のキャリアに新たな価値を加えると同時に、組織内での視野を広げることができます。

さらに、MBAや海外研修制度など、社外の活動にも積極的に参加することが重要です。これらのプログラムを通じて、異文化理解やグローバルなビジネススキルを習得することができます。

私が以前勤めていた会社では、一般管理部門に所属していたある社員が海外研修に公募し、その後、国際事業部への異動を果たした事例があります。このように、積極的に公募に応じ、様々な研修やプログラムに参加することで、キャリアの可能性を広げ、理想のポジションを得るチャンスを増やすことができるのです。

また、私自身も私費で大学院で勉強をしていたことを公表したり人事の人と仲良くなったりしていたので、社内公募でなにかあったときにも「あぁ、あののぶこさんね」という感じになり、ぶっちゃけ通過しやすいときもありました…。まぁあまり大きな声では言えませんが職場なんてそんなもの。

社内公募を有効に活用することは、自身のキャリアを自分の手で形成するための重要なステップであり、大企業でのキャリアアップを目指す上で欠かせない戦略の一つです。

副業や自己研鑽を行う

自分のキャリアを豊かにするためには、社外での活動に参加してみることも有効です。社外活動は、新しい知識やスキルを習得し、異なる視点を得るための貴重な機会を提供します。

地方企業の支援

地方企業への支援や協力を通じて、異なる業界や規模の企業での実務経験を積むことができます。これは、地域経済への貢献だけでなく、様々なビジネスモデルや経営戦略について学ぶ機会にもなります。

大学院で学び直す

大学院での再学習は、専門的な知識を深めたり、新しい分野に挑戦したりするのに適した方法です。学問的な深さと研究による実践的な学習は、専門性を高め、キャリアに新たな次元を加えることができます。

プログラミング、デザイン、英語などのスキル習得

デジタル化が進む現代において、プログラミングやデザインのスキルは非常に価値が高くなっています。また、グローバル化が進むビジネス環境では、英語を含む外国語能力も重要です。オンラインコースやワークショップ、セミナーなどを通じてこれらのスキルを学ぶことは、キャリアの可能性を広げる効果があります。

社外活動に参加することで、自分の専門分野だけでなく、異なる分野や文化に触れることができます。

これは、自己の視野を広げると同時に、新たなキャリアのチャンスを発見するきっかけにもなるでしょう。

どうしても今の会社ではスキルがつかないと判断したら転職を視野にいれる

多くの職場では、出世することが最も迅速にスキルを身につける方法の一つです。出世することにより、より高度な業務やプロジェクトを担当する機会が増え、新たなスキルや経験を積むことができます。

特に、年功序列を基本とする会社では、若手や中堅社員が出世の機会を得るのは容易ではないことが多いです。また、女性の場合、ライフイベントによってキャリアが左右されることも少なくありません。

自分自身のスキルアップやキャリアの成長を加速させたいと思う場合には、転職を検討するのは合理的な選択となることもあります。

転職活動を行うことは、必ずしも転職につながるわけではありません。転職活動を通じて市場価値を確認し、異なる業界や職種で求められているスキルや経験を把握することは、自己のキャリアプランを練り直す上で非常に有益です。

残業時間も多い、ハラスメントを受けている、など今すぐ環境を変えた方がいい人は転職活動も視野にいれましょう。

大企業の環境をスキルアップに活用できるかどうかは自分次第

大企業において、いわゆる「窓際族サラリーマン」として、安定した給与を得ながら、大企業の安全な環境に甘んじることも一つの選択肢です。しかし、現在の環境に満足できなくなった場合、選択肢は逃げる、諦める、変えようとするの三つに分かれます。

大企業には確かに大企業ならではのメリットが数多くあります。安定した収入、充実した福利厚生、広いネットワーク、多様なキャリアパスなどがそれに該当します。また、大企業の環境が合っていると感じる人も少なくありません。

しかし、重要なのはどのようなキャリアを歩みたいかを自分自身でしっかりと考えることです。大企業への所属はあくまでも手段に過ぎず、キャリアを形成する上で最も大切なのは、主体的に行動することです。

多くの大企業では、30歳前後の社員であっても年収が550万円から650万円程度となり、平均水準を超えた生活を送ることが可能です。この収入を自己投資に使うことは決して間違いではありません。スキルアップのための研修やセミナー参加、資格取得のための勉強など、自身のキャリアアップに向けた投資は、より充実した職業人生を送るための重要なステップとなります。

結局のところ、大企業の環境をどのように活用するかは、自分自身の意志と行動にかかっています。自らのキャリアに納得できるよう、積極的に行動し、自己成長のためにその環境を最大限に利用しましょう。納得できるキャリアを築くために、主体的な姿勢が何よりも大切です。

タイトルとURLをコピーしました