年齢別通過率を知り、転職活動の職務経歴書で好印象を残すコツ!

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はじめに:年齢ごとに求められるスキルは異なる

転職活動を始めようと思ったときに準備しなければいけない書類が履歴書と職務経歴書です。

そして、転職活動を成功させるためには、自分の年齢層における通過率を理解することが不可欠です。

各企業や業界によって異なる傾向がありますが、年齢別の通過率を知ることで、戦略的にアプローチすることが可能です。

実際、転職市場では、年齢が通過率に影響を与えることがあります。若い世代ほど通過率が高く、経験豊富な世代ほど通過率が低くなる傾向があります。しかし、独自のスキルや経験をアピールすれば、通過率を上げることが可能です。

この記事では、20代、30代、40代に区分けをして職務経歴書で記載するべきポイントや注意点をまとめてお伝えします。業界や職種を問わず基本的にここだけはおさえておきましょうというポイントをまとめてあります。



筆者の紹介

転職経験2回の30代女性です。1回目は大企業の独特な空間から抜け出してみたくなった若気の発想で、2回目はより裁量権を得たいと思ったことから仕事を変えています。それぞれ、転職エージェント経由・求人広告型の転職サイトを利用しました。その他にも国家資格キャリアコンサルタントの資格を活かしながら行っている副業等では新卒・中途採用の業務にも携わってきました。

結論:具体性をどこまで書けるかどうかが大切

はじめに総括を書いてしまいます。それぞれの年代で重視するべきポイントは以下の通りです!

20代から30代の若手層

  • ポテンシャル重視
  • 新しいことに挑戦する姿勢や柔軟性が重要視される
  • 成長意欲や学習能力をアピール
  • ただし30代以降はマネジメント経験の有無がものをいう部分が大きい
  • 文系営業職は比較的求人数が多い
  • 事務職は倍率がめちゃくちゃ高いので戦略を練ることも大切

40代以上の中堅層やシニア層

  • 豊富な経験やリーダーシップが評価される
  • プロジェクトマネジメントの経験、チームリーダーシップの実績を具体的に示す
  • 最新の業界動向や技術トレンドにも精通していることを強調することが大切
  • 書類の通過率は1割以下という覚悟で臨んだ方がメンタルが潰れずに済む

上記の特徴を踏まえた上で、職務経歴書において他の候補者と差別化するポイントを押さえることが必要です。

そこで大切になってくるのが以下の3点です。

  • 【結果】業績や実績を具体的に数字で示すこと
  • 【プロセス】そこにいきつくために行ったこと
  • 【自分の強み】なぜその行動を行ったのか

この3点を年代に応じてバランスのいい書き方にすることで、自分の魅力を存分に伝えていきましょう。

項目別:ここに気を付けて書いてみよう

それでは、具体的に職務経歴書を書くときのコツを書いていきます。なお、きちんと添削をしてもらえばもらうほど職務経歴書の内容はブラッシュアップされていきます。

ある程度の方向性が見えてきたら、転職エージェントや専門のプロにぜひ添削をお願いしてみましょう。 

1.職歴のサマリー

職務経歴書の冒頭に位置する職歴のサマリーは、選考担当者に対して即座にアピールポイントや自己紹介を伝える重要な部分です。年代ごとに適切なサマリーの書き方の一例を紹介します。

20代から30代の若手層:

「〇年から現在までA会社の既存顧客営業に従事。首都圏エリアの〇〇業界の顧客に向けて、四半期営業目標を常に超えられるように努力しています。約〇社いる顧客を4タイプに分類し、まずはロイヤリティが高い顧客へ新商品を紹介。そこで得られたフィードバックをもとに別のカテゴリーの顧客へのアプローチ手法を分析し続けました。大学時代の体育会系の部活で培った持ち前の粘り強さと向上心を大切にして、何度も連絡をとることでお客様の本心を引き出せるようにしました。」

どのような仕事でも誰かの役に立っています。そのため、読み手に最初に与えるべき情報はずばり5W1Hをかい摘むことです。上記の文章を分析して1文ずつ見ていきましょう。

  • WHAT:何の会社で一言で何の職種を行っていたのか
  • WHO:誰に対して価値を提供していたのか
  • HOW:どのような工夫を凝らしていたのか
  • HOW:どのような工夫を凝らしていたのか
  • WHY:なぜその取り組みができたのか

少々粗削りな自己紹介ですが、概ね網羅していることがわかったのではないでしょうか。

それでは、年齢があがるとどのように変化するのかを見ていきましょう。

40代以上の中堅層やシニア層:

「〇〇業界2社を通じて、新規開拓営業、事業企画に従事。その後、現在は△△業界でマネージャーとして商品開発部門に務めています。前職では自分がフロントに立ち周囲の人を巻き込みながら0→1を生み出してきましたが、現在は8名のメンバーが0→1のプロジェクトに挑戦するプロセスで必要なサポートを行っています。一見順調に見えるプロジェクトでも実は不安を抱えているケースも多々あるため、週に1回のミーティングを実施。1人1人の現在の実力を把握し、少し先に進める目標を立てられるように支援をしてきました。商品開発後に別の部署に販売協力を仰ぐためには部署間の積極的な交流も必要だと考え、自主的に社内横断勉強会の開催なども行っています。」

同じように5W1Hを表現しているのですが、年齢があがってきたら「自分が自分が!」というアピールではなくて社内の他のメンバーが見えています。年齢を追うごとに、こうした周囲の巻き込み力や、周囲へのマネジメント能力も求められるようになるので幅を持つ表現になるのは自然とも言えるでしょう。

ここまで見てきたこれらのサマリーは、それぞれの年代における特徴や価値を的確に伝えるものです。なんやかんやで第一印象として残る部分なので、納得いくまで書き直してみましょう。

サマリーの注意点:5W1Hに従っているのかどうかを意識しよう!年齢を重ねるほど他者への貢献度合いがわかる書き方にしていこう。

2.職務経歴の記載

次に、職務経歴を時系列順に記載して前職での業務内容や職位、在籍期間を明確にしましょう。具体的な数字や成果を用いて、自分の実績をアピールすることがポイントです。

ひとつ例をあげて解説をしてみましょう。

見てみるとわかるのですが、サマリーと同じで「5W1H」に沿って書いていけばいいわけですね。ということで、いきなり文章を書こうとせず、まずは箇条書きでいいので整理をしてみてください。

  • 役職:プロジェクトリーダー
  • 在籍期間:2020年1月 – 現在
  • メンバー:正社員〇名、アルバイト〇名
  • 主な実績:〇〇社向けタスクツール開発、△△社との〇〇コラボイベントの開催
  • 成績:20022年第一四半期で社長賞を受賞
  • 業務内容:業務内容の大枠、実績をあげたことのあるプロジェクトの事例、使用したツール、工夫をしたポイントと、なぜそれに取り組んだのか
  • そこから得られたこと

若手の場合は一つ一つのプロジェクト内容を丁寧に書いても問題ありません。せいぜい1枚-2枚に収まると思います。

中間層以上の場合1年が1年ごとの出来事を書いていたらあっという間に枚数が増えてしまうと思います。

言いたいことは沢山あると思うので、箇条書きでも構いません。読み手に「自分の会社ではどう貢献してくれそうか」がわかるようなまとめ方をしてみましょう。

  • どのような価値観を大切にしていたのか
  • 長いキャリアの中で大きな転機になったような出来事があれば、そこをピックアップ

参考までに、たとえば営業職向けの職務経歴書では、以下のポイントを詳しく記載しましょう。

営業スタイル

どのような営業スタイルで顧客と接していたかを具体的に記述します。

例えば、「電話営業で新規顧客を開拓し、その後のフォローは定期的な訪問営業で行っていた」などといった営業スタイルを示しましょう。

担当業界・商材

営業で担当していた業界や商材を明記します。例えば、「IT業界向けのソフトウェア製品を提案し、企業の業務効率向上をサポートしていた」といった具体的な業界や商材を記載してください。

営業成績・実績 

営業成績や実績を具体的な数字で示しましょう。例えば、「年間目標の120%を達成し、トップセールスとして表彰された」や「新規顧客開拓により売上を前年比150%に伸ばした」などの実績をアピールしてください。

顧客対応・折衝能力

顧客との交渉や折衝の経験も重要です。例えば、「大手企業との契約交渉を担当し、価格や納期で譲歩を引き出すことに成功した」などの具体的なエピソードを記載しましょう。

まとめ:職種ごとの職務経歴書のテンプレを参考にしてみるのも問題ありません。何はともあれ「具体的」な業務内容を記載することで、企業に自分の営業スキルや実績を効果的にアピールできます。

3.スキル・資格の記載

職務経歴書には、自分が持っているスキルや資格を正式名称でリストアップしましょう。特に、求められる業界や職種に関連するものは、強調して記載することが望ましいです。

4.自己PRの記載

自己PR欄では、自分の強みや過去の経験を活かしてどのように貢献できるかを具体的に述べましょう。企業が求める人物像に沿った内容にすることで、より魅力的に映ります。

若手の場合:

もちろん気合を入れて自己PRを入れて問題ありません。ただし、キラキラした自己PRを語れば語るほど企業から言わせてみれば「そんなにやる気に満ち溢れているのになんで転職したいんだろう」と思う節もあります。

たとえば婚活のマッチングアプリでいいねがものすごくついていてめちゃくちゃいいことを書いているような人に対して、「たくさん出会いがありそうなのにどうしてアプリをしているんだろう…」と穿った目で見てしまう人もゼロではないということと同じです。(世知辛い世の中ですね…)

ということで、自責の念を少し含ませることも大切です。

  • 〇〇という気持ちで現職についた
  • しかし、〇〇〇という部分にギャップがあった
  • そこには自分の〇〇という物足りなさがあった
  • でも今後は〇〇という工夫を行い改善をして、頑張っていきたい

という、まぁそういう流れのものですね。

アピールに必死になりすぎるのではなく、少し控えめな部分を忘れないようにしておきましょう。

中間層以上の場合:

経歴が長くなってしまったので自己PRは短く…と考える必要はありません。

たとえば婚活のマッチングアプリで、写真はめちゃくちゃたくさんあるのにコメントが「こんにちは」だけだったら少し疑問を抱く人は多いのではないでしょうか。

もし自己PRを短くしようとしているのであれば、あなたも同じようなことをしようとしています。

むしろ、そうした長い経歴があるうえで「要するに」以下の通りです、ということがアピールできるようにしましょう。

  • 自分の強みは何か
  • どのようなことを大切にしているのか
  • 志望する会社にどう貢献できるのか

中間層以上の場合、求められるものは即戦力であることが多いです。自己PRは企業との価値観のすり合わせの場でもあります。

価値観が合致していれば吸収も早く、貢献度合いも高まると思ってくれる文章にしましょう

まとめ: 年齢別通過率の理解が成功への近道



いかがだったでしょうか。今回は年齢ごとにざっくりと職務経歴書でおさえるポイントを解説しました。

転職活動を成功に導くためには、まず最初に各企業や業界における年齢別通過率を理解することが不可欠です。若手層と中堅・シニア層では求められるスキルやアピールポイントが異なります。

1人では不安だという人は20代の可能性を引き出す就職・転職サポート【相性転職Personal File】 などの転職支援サービスをうまく活用してください。転職活動を今すぐ行わない場合でも、定期的に自分の職務経歴書を書いてみると、現職での来年の目標が見えてきたりもするものです。

1人1人、自分の個性を活かしながら納得のいくキャリアを築けますように!

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