手放しても大丈夫!心理的断捨離達成するストレスマネジメント

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はじめに:増えたら減らす、の重要性

手放す…要するに「断捨離」のことですが、いつの時代話題になっています。

つまり、「それだけ手放すことが難しい」ということの裏返しとも言えるでしょう。

でも、極論を言ってしまえば、物事を手放すその一歩が新たな可能性を生み出す鍵となることもたくさんあります。

もちろん手放す必要がないこともたくさんありますので、そのあたりのバランスをうまくつかめるといいですよね。今日は、手放すことで得られる新たな可能性についてのお話をしたいと思います。

筆者紹介

30代女性。社会人になりもやもやする日々を送っていましたが、自分が手放せていなかったのは過去に頑張ってきた栄光であることが判明。思い切って転職や海外生活を行いすっきりして、ゆるやかに生活をしています。

人間の日々の悩みは尽きない

人間は朝目覚めてから夜眠りにつくまで、何百・何千回もの意思決定を行っていると言われています。

たとえば私は朝目覚めたらまず「今すぐ起きるか、あと5分寝るか」を考えます。そして、決定するために無意識のうちにそれぞれのメリットデメリットを計算しているわけです。

こんなことをずーっと繰り返していたら、脳が疲労してしまいます。ということで睡眠をとってぐっすり休憩…そしてまた翌朝から意思決定をくり返す、とまぁ言ってしまえばこうやって人生を過ごしているわけですよね。

つまり人間は日々、多くの情報や刺激、感情、責任などにさらされており、これらすべてを処理し、対処するためには限界があるということです。

時には、このキャパシティがオーバーロードしてしまい、ストレスや不安、疲労といった感情が溢れ出すことがあります。

人間は常に悩み、意思決定を繰り返す。この事実を変えられないのであれば、考えるべきことは1つです。それは、キャパオーバーの状態を避けることです。

そこでキーとなるのが「手放すこと」と言えるでしょう。手放すことには、物理的なものだけでなく、精神的な負担や不要な感情、過去の経験に対する執着も含まれ、よくあるものとして以下が挙げられます。

  • 過去の失敗に対する執着
  • 達成できなかった目標へのこだわり
  • 人間関係の問題

これらを手放すことは、心の負担を軽減して精神的な健康を維持するだけではなく、その先の新しい可能性に目を向けることにも繋がります。

手放すことの重要性について、改めてイメージがついたのではないでしょうか。

どうして人間は「手放すこと」を恐れてしまうのか

ではどうしてこんなにメリットだらけの手放す(断捨離)ことにもかかわらず、人間は手放すことを恐れてしまうのでしょう。2つポイントを挙げてみました。

1.その先になにがあるか予測不可能だから

不確実性への恐怖:

人間は自然と安定や予測可能性を好む生き物です。要するに変化を嫌う生き物なのです。何かを手放すという行為は、この人間が好む性質と反対のことを行うことを意味しています。

未来がどのように展開するかが分からないという不確実性は不安や恐怖を感じるため、新しい状況や変化に対する心理的な抵抗を生み出す原因となります。

コントロールの喪失:

人間の性質として、自分の環境や状況をコントロールすることで安心感を得るという点もあげられます。 しかし、「手放す」ことは、ある意味でコントロールを失うことを意味します。コントロールができなくなるということは迷子になるようなものなので、不安や恐れを引き起こす可能性があります。

失敗への恐れ:

例えば仕事、恋愛、なんでもいいですが今の現状を手放した結果、「やっぱりやめておけばよかった」「過去に戻りたい」という後悔をする可能性だってゼロではありません。そうした失敗への恐怖を持つくらいであれば現状維持のままでいいという思考になってしまいます。

2.ずっと大切にしてきたもの(と思い込んでいる)から

人間が「手放すこと」を恐れるもう1つの理由に、執着心があります。これをいくつかの具体的な事例を挙げながら解説します。

物質的な所有物への執着:

断捨離といえば真っ先にイメージされるものでしょう。わかりやすく言えば、長年使っていない衣類、小物や家具などの所有物を捨てることができないケースです。

なぜ執着してしまうかというと、それらが思い出や過去の一部を象徴していると感じるためです。たとえそれらが現在の生活において不要であっても、モノを捨てる=思い出を捨てるように感じてしまう=過去の自分とのつながりを手放すことに抵抗を感じるのです。

過去の関係や経験への執着:

消して消えることのない記憶かもしれませんが、その記憶を「あんなこともあったなぁ」と片づけられずに終わった恋愛関係や過去の失敗に対してしがみついている状態であれば、それは執着と言えます。

これについても、過去の関係が自分のアイデンティティの一部となっていて、それらを手放すと自分の存在が否定されてしまう気がする(気がする!という点がポイント)ため固執してしまうと言えます。

仕事や責任感への執着:

あなたは仕事を頑張っていますか?頑張っている!と胸を張って言える場合、悪い言い方をするとそれに伴う責任感に強く執着している可能性もあるかもしれません。

過度なワークホリックや、「自分がいなければチームやプロジェクトが機能しない」という思いは手放さなければ自分自身がキャパオーバーになってしまいます。

理想や夢への執着:

人生の目標や夢に執着することも、時としてプラスにもマイナスにも働きます。実際、私自身も過去に得たコンクールでの記録などに執着をしてしまい、特定のキャリアパスを歩むことにこだわろうとして現実とのギャップに苦しんだり、他の可能性を見落としたりしたことがあるので、私の執着はここに当てはまりました。

いかがだったでしょうか。まとめると、以下のことが言えるわけですね。

執着心が「手放すこと」を難しくする一因。結果として新しい可能性や成長への道を塞ぎ、心理的な負担となることがある。後戻りができなくなる前に手放すことが大切!

手放すためには潔さが大切

そうは言っても…とぐだぐだしているあなたは、ここまでの文章を読んできたわけです。

ということで、あと大切なことは思い切りだけ。

小さいころにやったことがあるであろう、「うんてい」を思い出してみてください。

片手を話して前に進もうと思って、うまく体重移動ができず苦しくなってしまったとします。Aさんはそれでもがんばってぷるぷるとしていて体力を消耗する一方です。一方Bさんは潔く諦めて地面に着地後、また元気な状態でスタート地点に戻りました。さて、どちらのほうがはやくゴールまでたどり着けるでしょうか。

過去の関係や古い仕事をちょっとだけを残しておくということも同じです。残していることが心の中で引き続き占めるスペースが大きくなってしまいます。

コップにコーヒーをいれたままオレンジジュースを注ぐことはしない。一度きれいに洗ってからオレンジジュースをいれるはずです。

完全なスペースをあけておくことではじめて新しい目標や関係に気持ちを向けることができるのです。

このように、「手放すためには潔さも大切であり、片手だけぶらさがるのではなく、まずは両手を離すことが大切である」という考え方は、心理的な健康、自己成長、そして新しい可能性を促進するための重要な要素です!

手放すとは何か?具体的な事例を紹介

では具体的には、どうすれば思い切り断捨離ができるようになるのでしょうか。ひとつずつ、簡単な説明をまとめておきます。

1.物理的なものを手放す

一番わかりやすいですね。注意点と手順は以下の通りです。

  • 服、書籍、文書、雑貨など、カテゴリー別に物を分けて整理
  • とりあえず今日はこの棚の1段目を行う、など1つのカテゴリーごとに進める
  • 決して1日で全部終わらせようとは考えない
  • 処分する時期の基準を設ける
  • 処分の方法を決めておく

断捨離を断念する多くの人は、1日で全部終わらせようとする傾向があります。物が少ない人はそれでもいいですが、ダイエットと同じで1日で痩せたり筋肉をつけたりしようとしても必ずリバウンドします。できれば毎日少しずつトライして1ヶ月スパンくらいで計画をたてておくことをおすすめします。

また、過去一年間で使っていないものは処分の対象とするなど、一定の期間使用していない物を処分する基準を設けます。「もし必要になったら」という思考は手放しましょう。

実際、私も捨てた翌日に必要になり「今まで1年間使ってなかったのになぜ!」と思う後悔をしたことはあります。でもそう思っても意外と家の代替品でなんとかなるものなのです。

更に、物の処分方法を事前に決めておきましょう。メルカリやブックオフでいつか売るから…と思っていたら永遠に家から物は減りません。思い切って捨てるもの、売るものにわけて、売るものが多くなってきたら「いつまでに売れなかったら全部捨てる」と宣言しましょう。

最後に、残念ながら断捨離は一度きりの行動ではありません。ダイエットも一度成功したら終わりではなく、いかに継続して健康的な生活を送れるかが鍵になります。定期的に物を見直し、生活スタイルに合わせて整理することが大切です。

まとめ:物がいくつあればミニマリストかという基準はない。大切なことは「キャパオーバーになっていない」こと。断捨離を繰り返していたら自分の基準が見えてくる!

2. 感情や過去を手放す

モノは目に見えるのでわかりやすいですが、次に厄介なことは過去のトラウマや感情を整理することです。これはある意味、時間と出会いが解決する部分もあるので、以下の点に注意しましょう。

  • 「今すぐに断捨離をしなければ」という焦りは持たない
  • 「手放したい」と思うことそれ自体が執着に繋がってしまう
  • まずは「今」の自分の感情と向き合う
  • いきなり未来を見据えて「がんばろう」としない

まず大切なことは「今」の自分の感情と向き合うことです。ヨガなどを行ってこころを落ち着かせてから行ってみてもいいでしょう。深呼吸の効果はすごいですよ。

日記を書く、または過去の自分や関係者に手紙を書く(送らなくてもよい)ことで、感情を外に出し、整理することができます。どんなにきたない言葉を書いても大丈夫です。

というかたいていは汚い言葉が出てくると思うので、それに対して「私はなんてひどい人間なんだ」と思ってはいけません。

1日で終わらせず、ある一定期間書き続けてみましょう。

電車の中で気に入らなかったこと、レストランでの食べ物への苦情など、とりあえず書いて大丈夫です。どす黒い感情万歳。

書き続けたら、どうしてそういう気持ちになったのかを考えていきましょう。ここまでできたらばっちりです。

人間、どす黒い感情を書き続けたらちょっとだけ罪悪感が出てポジティブな活動に時間を費やしたくなるものです。不思議ですね。ということで、今度は趣味や運動など、ポジティブな感情を促進する活動に時間を費やすことで、ちょっとずつその自分の気持ちに気づいていきましょう。

《健康的なダイエット》ならホットヨガスタジオLAVA など、ヨガをはじめるのも心身の健康促進におすすめですよ。

 ちなみに私は失恋したときに、これをやり続けました。途中でびっくりするくらいあほくさくなってくるものなんですね。

まとめ:いきなり動くのではなく、まず「自分」の過去と今をみつめネガティブな感情からの回復をする。否定や抑圧ではなく、自分の感情を正直に受け入れる!

3. 人間関係を手放す

成長に伴って人間関係が変化するのは自然なことであり、時には自分の成長を阻む可能性のある関係や過去の因縁は手放しましょう。

物の断捨離は「自分ひとり」の問題ですが、人間関係は相手がいる話です。

そのため、いきなり一方的に関係を完全に断つのではなく、たとえば連絡の頻度を減らす、会う時間を短くするなど感情的な距離を置くことも一つの方法です。

知り合いとはいえ、苦しさを感じた場合には相手に対して自分の感じていることを正直に伝えることも大切です。

また、どうしようもないときには専門家の支援を受けることで心理的に安らぐこともあります。

まとめ:本当に必要な関係は、簡単には切れません。ご縁できちんと繋がっている!

4.究極、今の自分を手放す

そして究極的には、今の自分の価値観を手放すことで新しい夢や目標が見つかる可能性があります。人間は変化を嫌う生き物ですが、変化に対応できる生き物でもあります。

今の自分を手放して自分自身を再定義するプロセスは、単に過去の自分を否定することではありません。むしろ、過去の自分があるから次の自分に向かえるのだ、というポジティブな側面を持っています。

まとめ:昔の自分は絶対に〇〇は許せなかった、でも今はちょっとだけ寛大になれた気がする、というのも過去の自分への執着を手放せた証と言えるでしょう。

手放すと失うものより得るものの方が大きいと気づく

私たちはしばしば、手放すことによって失うものに焦点を当てがちです。しかし、実際には、手放す行動を通じて、その執着していたものが思っていたほど重要ではなかったことに気づくことがよくあります。本当に不思議なものですね。

それよりも、実は得られるものの方がはるかに大きいのです。

もちろん「会社をやめなければよかった」など瞬間的な後悔を持つことは自然なことです。変化を嫌う人間が変化をしたのですから副反応みたいなものでしょう。

でも、そこで後悔に執着するのではなく、た改めてその執着を手放すプロセスを踏めば踏むだけ、自分の厚みが増して新しい自己発見と成長の道を開くと言えるでしょう。

まとめ:人は何度でも挑戦できるから案外大丈夫

重要なのは、一度失敗したからといって、それが永遠の終わりを意味するわけではないということです。挑戦は、失敗や挫折を経験しても、常に新しい形で再開することができます。

人生は、試行錯誤の連続です。だからこそ、手放すことで失うものよりも、得るものの方がずっと大きいのです。今どこかでキャパオーバーしている方に言いたいです。

人生は案外大丈夫ですよ。

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